• 『LEGEND THE PRO-WRESTLING』1・13後楽園ホール大会開催迫る!藤波辰爾&LEONAが初の親子タッグ結成 革命戦士&荒鷲2世と激突!初代タイガーマスクは“太陽仮面”ソラールと33年ぶりの再戦!



     『LEGEND THE PRO-WRESTLING』の2014年新春興行が1月13日(月祝)に東京・後楽園ホールで開催される。

    藤波親子が「夢」の初タッグ結成!

     なんと言っても注目は『レジェンド40周年記念「夢」タッグマッチ』と題して行われるメインイベント。藤波辰爾&LEONAvs長州力&坂口征夫の一戦だ。

     LEONAは昨年11月19日に開催されたドラディション後楽園ホール大会における船木誠勝戦でデビュー。元三冠王者を相手に素晴らしいファイトを繰り広げ、“最後の飛龍”の遺伝子を確かに感じさせた。そして、飛躍が期待される2014年。年が明けたばかりのデビュー第2戦で早くも親子タッグが実現する。

     LEONAにとっては、親子タッグ結成だけでなく、父が“名勝負数え歌”を繰り広げた生涯のライバル・長州と肌を合わせるのも、同世代の坂口と対戦するのも、当然ながら全て初めて。どれをとっても「夢」に違いないが、決して「甘美な夢」にならないことは本人が一番理解している。12月に行われた記者会見でも、その場でこの対戦カードを初めて聞かされ、緊張感を隠せない様子だった。

     それでもコメントを求められると「今、できることは精一杯自分のコンディションを作るということ、一日一日を強くなるために練習するだけだと思います」と言い切ったのは“藤波二世”の面目躍如といったところ。この試練に真っ向から立ち向かう覚悟だ。船木戦を経て、何を学び、どんな成長を遂げているのか。デビュー戦後に「プロレスをもう1回ゴールデンタイムに戻すことに僕のレスリングキャリアを捧げたい」と涙ながらに語ったLEONAの戦いぶりは見逃せない。

     まるで“我が子を谷底に落とすライオン”のように息子に試練を与えた藤波だが、それも期待の表れ。「これは試練というよりも本人がいつかはそういう道を通るというところで、最初から厳しいところを経験できるのは光栄に思うべきだと思います」と語っている。

     親子タッグ結成となれば、公開練習で披露した『飛龍親子絞め』をはじめ連係や合体技がいつ飛び出すのかに注目が集まるが、それ以上に、コーナーで控える藤波が息子に飛ばす檄や、その時の表情がこの試合の見所と言えるかもしれない。狙うは親子タッグ初勝利。それを現実のものにすれば、「夢」の親子対決も見えてくる。

    迎え撃つ長州力と坂口征夫の思いとは?

     対する長州にとっては大事なデビュー40周年記念イヤーの初戦。この試合を「自分自身の夢を再確認する戦い」と定義し、「夢がなくなったら前には進めない」と意気込みも新たにリングに上がる。

     「LEONAに言っておきたいのは、父親である藤波辰爾と対戦相手の長州力を、どういう感覚でお前は感じるか。これから先、凄く財産になると思う」と長州。“ライバルの息子と対峙する長州”というのも興味深いシチュエーションで、形を変えた“親子対決”という見方もできる。藤波と同様に長州の表情にも注目したい。

     “世界の荒鷲二世”坂口は藤波と初めて対戦を果たす。会見では「自分の中では考える部分があります」と語っていたが、その切れ味鋭い蹴りを物怖じせずに大先輩の藤波に叩き込むことができるのかも気になるところ。

     偉大なレスラーを父に持つ2人のレスラーが向かい合う光景も、まさに「夢」にほかならない。『LEGEND THE PRO-WRESTLING』では先輩レスラーから“厳し過ぎるエール”を受けたこともあるが、今度は逆にLEONAにプロレスの厳しさを叩き込む立場になる。坂口にとっては今後の試金石となる一戦になりそうだ。

    太陽仮面が狙う33年越しのリベンジ

     藤波、長州とともに、『LEGEND THE PRO-WRESTLING』を牽引してきたレジェンド、初代タイガーマスクは、セミファイナルで“太陽仮面”ソラールとのシングルマッチが組まれた。33年越しに実現する再戦となる。

     両者は1981年9月23日に開催された新日本プロレス田園コロシアム大会で対戦。人気絶頂を迎えていた初代タイガーとメキシコを代表するスペル・エストレージャの対決に期待が集まったが、まさかのアクシデントに襲われる。試合中盤でソラールの左肩が外れてしまったのだ。

     その後、初代タイガーが負傷箇所を攻め立てると、わずか8分51秒でソラールがギブアップ。後味の悪い結末となったが、同時に初代タイガーの“怖さ”と“強さ”が引き出された伝説の一戦という見方もされるようになった。

     日本における評価はこの試合の印象ばかりが先行してきた感は否めないが、本来のソラールは、母国メキシコでは弱冠22歳でUWA世界ウェルター級王座を戴冠し、その後に世界王座3階級制覇を成し遂げたほどの名選手。そもそもこの時が初来日であり、初めての長距離遠征だったため、コンディションも決してよい状態ではなかったという。

     2002年3月にDEEP名古屋大会で鈴木みのるとのバーリ・トゥード戦を行ったことからもわかるように、喧嘩ファイトにも順応できるソラールにとっては、ある意味、田園コロシアムでの初代タイガー戦は“消し去りたい過去”だった。

     ずっとリベンジの機会をうかがってきたが、今回の対戦決定に至り、「33年前のあの屈辱を日本のファンの前で晴らさなければデビュー40年を気持ちよく迎えることができません。ティグレよ! 私ともう一度闘え! そして日本のファンの前で私の真の強さを証明してみせよう!」と熱いメッセージを発表している。2015年でデビュー40周年を迎えるソラールにとってはまさに「夢」の詰まった大事な一戦となる。

    初代タイガーマスクを待ち受ける真逆の立場

     当然、初代タイガーはその思いを真正面から受け止める覚悟だ。昨年11月の記者会見では「意気込みも凄いので、それに応えるという意味では、こちらも同じ覚悟でもっていければ」と語っている。

     リアルジャパンの12月大会で負傷し「右アキレス腱及びじん帯損傷で全治3ヵ月」と診断された右足の状況が気がかりだが、これはある意味、33年前と真逆のシチュエーションとも言える。

    そんな刺激的な立ち位置で2人はどんな闘いを繰り広げるのか。単なるリバイバルマッチには収まりきらない試合になるだろう。

    アンダーカードにも「夢」がいっぱい!

     藤波、長州、初代タイガーの試合以外にも注目の対戦カードが組まれた。

     ヒロ斉藤&AKIRAvs獣神サンダー・ライガー&中西学も『レジェンド』という言葉がピッタリ合う好カード。今もなお最前線で戦っている4人だが、キャリアを見れば全員が「ベテランレスラー」のカテゴリーに入る。他団体ではドッシリと構えている印象を受けるが、このリングでは彼らがファン時代に憧れた藤波たちの試合が後に控えているだけに、その戦いぶりも変わってくる。普段はなかなか見せない“引き出し”を開けて、激しいファイトを繰り広げてくれるだろう。

     石井智宏vs岡林裕二は注目の一騎打ち。ともに真っ向勝負を信条とするパワーファイターで、その試合内容は折り紙つき。メインイベントに据えられてもおかしくない一戦だ。この試合に小難しい解説は必要ない。プロレスに初めて触れる観客にも伝わるであろう意地の張り合いが後楽園ホールを熱狂させることは確実だ。

     齋藤彰俊vs関本大介も石井vs岡林戦に負けないパワーファイター同士の対決だ。昨年11月のドラディション後楽園大会では、タッグマッチながら関本がグランドコブラツイストで齋藤から勝利(対戦カードはアレクサンダー大塚&関本vs藤原嘉明&齋藤)。試合後、納得のいかない齋藤が急襲し、スイクルデスを叩き込んで関本をKO。激怒した関本が一騎打ちを要求したという経緯があるだけに、凄まじい肉弾戦が予想される。関本の逆水平チョップと齋藤のキックの打ち合いも見所となるだろう。

     そして、オープニングを飾るのは長井満也&ベアー福田&倉島信行vsアレクサンダー大塚&スーパー・タイガー&間下隼人の6人タッグマッチ。リアルジャパンやドラディションなど各団体で活躍する実力者同士の一戦は、第1試合に相応しい好勝負となるはず。昨年末に他団体出撃をアピールしたレジェンド選手権王者S・タイガーの戦いにも注目したい。

     今大会で旗揚げ3周年を迎える『LEGEND THE PRO-WRESTLING』。1月13日、後楽園ホールで新たな“伝説”が生まれる――。