• 初代タイガーVS小林が“最後の一騎打ち”へ



    23日のレジェンド・ザ・プロレスリング「LEGEND THE PRO-WRESTLING」愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会でシングルマッチを行う初代タイガーマスクこと佐山サトルと、“元祖虎ハンター”小林邦昭が15日、東京・赤坂のスカパー!本社にて会見を行い、「最後の一騎打ち」に賭ける熱い思いを語った。
    1980年代の新日本プロレスマットを熱く盛り上げた両者の一戦。3年8ヶ月ぶりの対戦となった5月7日の大阪大会では初代が小林にリングアウト負けし、約30年に及ぶ抗争の中で初黒星を喫していた。
    古傷のヒザのじん帯の調子は万全ではないものの、「体はすごく調子いい」という初代は、「前回は不本意だったのでお返ししたい。全力でぶつかりたい」とリベンジ宣言。一方、この一戦のために有酸素運動によるトレーニングや食事制限などで、約7キロの減量を成功させた小林は「フィッシャーマンスープレックスを2、3発は続けて出す」と必殺技の大開放予告。かつて全日本プロレス・日本武道館大会で2代目タイガーマスク(故・三沢光晴さん)からフィッシャーマン2連発でピンフォールを奪った時の再現をすると宣言した。
    かつてゴールデンタイムをにぎわせた往年の名勝負も、互いに「これが最後」と、この一戦がファイナルマッチとなることを覚悟している。初代は「タイガーマスクVS小林邦昭ならではの試合をファンの目に焼き付けたい。プロレスとは何かというのを分かってもらいたい。新日本魂を汚さないように頑張りたい」と、この一戦に自らのプロレス人生を集約させ、往年の四次元殺法を繰り出すことも予告。対する小林も「初めから負けることを考えて挑む選手はいない。勝ちにいきます」と、2連勝を誓った。


    <対戦カード>

    藤波辰爾 対 長州力

    初代タイガーマスク 対 小林邦昭

    ウルティモ・ドラゴン& AKIRA 対 エル・サムライ& 高岩竜一

    藤原喜明 & タイガーシャーク 対アレクサンダー大塚&青柳政司

    ヒロ斎藤 & 長井満也&ベアー福田 対 本田多聞&泉田純至&菊地毅

    倉島信行 対 斎藤彰文

    <会見コメント全文>

    初代「体の調子はいい。肝細胞を打ってて調子いいけど、ヒザのじん帯はくっついてない。でも、体はすごく調子いいので、楽しみでしょうがない。いかに動けるか。前回(大阪)は苦しいところもあったので、今回はタイガーマスクとしての責任を持って、小林さんに失礼のないよう全力でぶつかる。前回は不本意だったのでお返ししたい。全力で攻めることで、最後になるかもしれない一騎打ちを失礼のないようにしたい」

    小林「減量を始めて1ヶ月で98キロから91キロに落とした。23日まであと1週間あるので、90キロぐらいまで落として臨む。フィッシャーマン(スープレックス)は2、3発は続けて出す。武道館で2代目タイガーマスク、三沢をピン(フォール)した時は2回連続で投げた。それを狙って立て続けに投げたい。(減量した理由は?)動けないとどうにもならない。スタミナが最初に切れた方が負ける。それには体重を減らして臨むしかない。今回は10キロ近く落として、コンディションもいい。(減量の方法は?)有酸素運動でトレーニングをして、夜は炭水化物を摂らないように、豆腐やサラダ、ささみなどを食べた。僕はチョコレートが大好きで、一日中食べてたけど、それも控えてる。今は調子いいですね」

    初代「(先ほど「最後」という言葉が出たが?)僕にはそういう思いがある。小林さんは現役かもしれないけど、僕にはやらなければいけないこともあるし、そんなに長くできるわけではない。相当小林さんは張り切ってるので、自分も91キロは難しいけど、93キロぐらいまでは落として、最後にふさわしい試合にしたい」

    小林「これが最後というのはお互い分かってる。勝負は初めから負けることを考えて挑む選手はいない。勝ちにいきます」

    初代「(ヒザの状態は?)肝細胞注射で、120万のDNAを1億4000万まで増やして打ち込んだので、調子はいい。変に反れるとおかしいこともあるけど、すごくいいです。(大阪では初めての敗北を喫したが?)勝ち負けにはこだわらない。それよりも、タイガーマスクVS小林邦昭ならではの試合をして、ファンの目に焼き付けたい。飛んでもいきたいし、動きも早くしていきたい。『見て良かった』と思ってもらえる試合をして、最後を締めくくりたいという思いが僕は強い」

    小林「ゴールデンタイムで放送されていた頃から30年。お互い20代だった頃の体の動きは無理だけど、50を過ぎてあの年齢でこの動きはすごい、というのを見せたい」

    初代「自分たちの試合はストロングスタイルというより、ファンタスティックで、飛んだり跳ねたりというイメージだけど、一体何が魅了するのかを分かってもらいたい。試合では飛ぶけど、プロレスとは何かというのを分かってもらいたいという、それだけは譲れないところ。新日本魂というものを汚さないように頑張る。すごいプロレスという評判になっているのは何かというのを、この試合で残せると思う」